今年度の本校の教育活動の基本方針を以下に掲げております。様々な角度から教育活動の成果と課題を明らかにし,去年よりも今年,今年よりも来年と,右肩上がりに学校の教育力を向上させていくのが,最大の目標であり使命であります。 芭蕉の門人で,蕉風を正確に伝えた服部土芳は,彼の著した『三冊子』のなかで,「師の風雅に万代不易あり。一時の変化あり。この二つにきわまり,その本一なり」と述べています。不易と流行の本は一つで,不易が流行を生み,流行が不易に新しい活路を開くというように解釈できます。 時代が移り変わっても,あるいは戦前と戦後の時代区分があっても,教育には不易にかかわることが活動の基軸をなしています。すなわち,生徒に高い学力と豊かな教養を身につけさせること,健全な価値観や考え方をもったたくましい青年を育てることは,教育の果たすべき最も重要な役割です。 このため,本校はさらに一層の学校活性化を図るためプロジェクトチームを立ち上げ,取り組みを精力的に進め成果を上げています。 平成20年度 岡山中学校・岡山高等学校の教育活動の基本方針 本校の設立理念を踏まえ,校訓に基づいて,3つの教育目標を達成することが学校経営・学校運営の基本である。 このため,本校の教育方針や教育活動を積極的に地域や小学校・中学校等に発信し周知に努めるとともに,高い志をかかげて入学してきた生徒の夢と希望を実現させ,保護者の期待に応えることが本校の使命である。 この使命を達成し,本校から有為な人材を輩出するため,育友会や同窓会と緊密に連携し協力・支援をえながら,全教職員が一体となって組織的な教育活動を展開することが肝要である。 激変する時代の大きな転換期にあって教育活動の成果と課題を明確にすることはきわめて重要である。このため,P―D―C―Aのマネジメントの手法を取り入れることによって,年間の教育活動の点検・見直しを行い,次年度の活動に活かすことが効果的な手法である。 本校がこれまで取り組んできた教育活動の成果と課題を,前年度末にプロジェクトを立ち上げてまとめた。したがって,これを実りあるものにすることが本年度の大きな目標である。 これらのことを踏まえ,校務分掌・学年・各教科,さらに教職員一人ひとりが当面取り組むべき内容を次のとおりとし,積極的に実践に移すものとする。 1 教職員の資質向上と意識改革 豊かな素質に恵まれ,高い志をもって入学してきた生徒の学力を向上させ,将来社会で活躍する人間にふさわしい人格形成を図らなければならない。 このため,少子化等を背景に激変する社会の実態を多角的に認識するとともに,保護者はもちろん社会が教育界に期待するニーズを的確に把握することによって,自ら積極的に研修に励み,常に自らを高めようとする意識改革がすべての教職員に求められているところである。 (1) 生徒のモチベーションを高めるための授業の工夫・改善を図る。 @ 魅力ある授業の実践。 A 学力のつく授業の実践。 B 研究成果を活かした授業の実践。 C 実験による授業の充実。 D 規律と緊張感のある授業の実践。 (2) 良質の問題作成の工夫・改善を図る。 @ 「質の高い授業実践」の成果が反映される作問 A 校外模試,大学入試で成果が期待できる作問。 B 外部の教育関係者から高い評価をいただける作問。 (3) 教育活動におけるコミュニケーションの活性化を図る。 @ 教職員の側から積極的に生徒に声をかける。保護者をはじめ外来者に対しても同 様である。 A 生徒・保護者面談を実りのあるものにするため,カウンセリング・マインド等, 基本的な教育相談技能を身に付ける。 B 学習指導・生徒指導の効果をあげるため,「諸課題」等を一人で抱え込むこと ないよう,教職員相互のコミュニケーションの活性化を図る。 (4) 研修の重要性に鑑み,積極的な自己研修計画を立案し実行する。 (5) 新たに整備された校務分掌により,学校が組織体として有効に機能するよう意識 改めて取り組む。 2 生徒募集および広報活動の充実と情報の収集・保存 (1) 生徒募集は学校経営の生命線であり,全教職員で組織的に取り組む。 (2) 学校の魅力ある教育活動を様々な場面や機会,手段を活用して積極的に発信する ともに,他校の先進的な取り組み等の収集をはかり,本校の教育活動の一層の充実 に活かす。 (3) 充実した広報活動を展開するために,教育活動の記録・保存を図る。 3 進路指導上の課題に組織的に取り組む。 (1) 生徒の志望が実現できるよう,学力の向上と進路意識の充実を図る。 (2) 入学以降の追跡調査や検証作業等を通じて,学力の伸長状況を把握し,学習指導等 の工夫・改善や広報活動に活かす。 (3) イートン校との教育連携によって教育活動がより活性化し,本校の特色づくり・魅 力づくりとなるよう工夫し実践する。 4 生徒指導上の課題に組織的に取り組む。 (1) 基本的生活習慣の確立が学力向上と密接不可分との共通認識をのもとに,遅刻・欠 席等の少ない学校づくりに取り組む。 (2) 生徒指導上の問題には,生徒指導部・学年・保健室・寮など関係部署が緊密に連携 し,迅速に取り組む。 (3) 生徒指導上の問題には「危機管理」の姿勢で臨み,早期発見,迅速な事実確認と適 切な対応によって生徒の立ち直りを図り,再発防止に努める。 5 魅力があり,高い評価をうける寮となるよう改善する。 (1) 「安全・安心の確保」「基本的生活習慣の確立」「学習習慣の確立と学力向上」 「家庭との連携」等,生徒の成長と保護者の希望・期待に応える寮の体制づくりに全 力を傾注する。 (2) 寮監はその職責上の重要性に鑑み,指導力の向上等常に自らを高めるための自己修 養に努める。 (3) 担任・進路指導部・生徒指導部・保健室等関係部署とは,常に緊密な連携を図る。 (4) 常に清潔で美しい教育環境の維持・改善に努める。 6 校舎等教育環境の整備・充実 (1) 安全で快適な教育活動が行えるよう,施設・設備を常に点検するとともに,年次計 画のもとに整備・改修を図る。 (2) 年間を通じた清掃活動計画のもとに,全教職員・全生徒でキャンパス全体の美化に 取り組む。 |
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